疲労骨折とは|すね・足の甲の骨が痛い原因とセルフチェック、シンスプリントとの違いと治るまでの期間【館林市】

「ぶつけた覚えはないのに、すねや足の甲の一か所が痛い」「走るたびに痛みが強くなってきた」。部活の走り込みや練習量が増えた時期に起こりやすいのが疲労骨折です。

館林市の本沢整骨院の柔道整復師が、疲労骨折が起こりやすい場所と見分け方、シンスプリントとの違い、整形外科を受診すべきタイミング、治るまでの流れと予防のポイントを解説します。

この記事でわかること

  • 疲労骨折とは何か、なぜ起こるのか
  • 起こりやすい場所と、セルフチェック
  • シンスプリントとの見分け方
  • 治るまでの流れと、再発を防ぐポイント
目次

疲労骨折とは

疲労骨折は、転んだりぶつけたりした1回の強い力ではなく、走る・跳ぶなどの小さな負担がくり返し同じ骨にかかることで、骨に細いひびが入る状態です。針金を何度も曲げているうちに折れてしまうのと似ています。

痛みの特徴はっきりしたケガのきっかけがなく、運動するたびに同じ場所の痛みがだんだん強くなります
多い競技陸上(長距離・跳躍)、サッカー、バスケットボール、バレーボール、野球など
多い年代練習量が急に増える中学生・高校生に多く、大人のランナーにも起こります

【仮画像1】疲労骨折が起こりやすい場所人の脚を正面(やや斜め)から見たイラスト。すねの骨(①)、足の甲の骨(②)、足の小指側の付け根の骨(③)に印を付けた図。骨はうっすら透かして描く
推奨サイズ:横1200×縦800px
疲労骨折は、①すね、②足の甲、③足の小指側の付け根などに起こりやすいケガです

疲労骨折が起こりやすい場所

場所 特徴
すね
脛骨
長距離走やジャンプの多い競技に多い場所です。シンスプリントと間違えやすいため、注意が必要です
足の甲
中足骨
ランニングやサッカーで多く、足の甲がはれて、押すと一点が痛みます
足の小指側の
付け根
第5中足骨
サッカーやバスケットボールなど、切り返しの多い競技に多く、治りにくいことがあります。早めに整形外科を受診しましょう
腰
腰椎
成長期の腰の疲労骨折は「腰椎分離症」と呼ばれます(くわしくはこちら)

※このほか、野球やゴルフでの肋骨、陸上でのすねの前側や太ももの骨などにも起こります。

疲労骨折のセルフチェック

当てはまるものが多いほど、疲労骨折の可能性があります。当てはまる場合は、運動を休んで整形外科を受診してください。

  • ぶつけた覚えがないのに、骨の痛みが続いている
  • 運動を続けるうちに、痛みがだんだん強くなってきた
  • 骨の一か所を指で押すと、強く痛む痛む場所を指1本でさせるのが特徴です
  • 痛む場所がはれている、熱っぽい
  • 片脚でケンケン(片脚ジャンプ)をすると痛い
  • 運動していないときや、夜にも痛む

シンスプリントとの見分け方

すねの痛みは、シンスプリントと疲労骨折で迷うことが多い場所です。痛む範囲の広さが見分けるポイントになります。

シンスプリント すねの疲労骨折
痛む範囲 すねの内側に沿って、縦に広い範囲 骨の一か所(指1本でさせる)
痛み方 運動の始めに痛み、温まると軽くなることがある 運動を続けるほど強くなり、休んでいても痛むことがある
はれ 少ない 痛む場所がはれることがある

シンスプリントについては「シンスプリントの原因と治し方」でくわしく解説しています。シンスプリントを放っておいて、疲労骨折に進むこともあります。

シンスプリントと疲労骨折の痛む範囲の違い
左:シンスプリントは縦に広い範囲が痛む 右:疲労骨折は一か所が強く痛む

疲労骨折が起こる原因

  • 練習量の急な増加新入部員の時期、合宿や大会前など、走る距離や練習時間が急に増えると、骨の回復が追いつかなくなります
  • 硬い路面と靴アスファルトなど硬い路面での練習や、クッション性の落ちた靴は、骨への衝撃を大きくします
  • 食事と睡眠の不足体を動かす量に対して食事が足りない、睡眠が短いと、骨が回復しにくくなります。月経が止まっている女子選手は、骨が弱くなりやすいことも知られています
  • 体の硬さと使い方ふくらはぎや股関節の硬さ、着地のくせなどで、同じ骨に負担が集中します
疲労骨折が疑われたら、まず整形外科へ

疲労骨折は、痛み始めのころはレントゲンに写らないことがあり、MRIなどの検査で分かることもあります。「レントゲンで異常なし」と言われても痛みが続く場合は、医師に相談しましょう。痛みをがまんして運動を続けると、骨が完全に折れてしまい、治るまでに長くかかることがあります。

「骨が痛いかも」と思ったら、早めにご相談ください

痛む場所と痛み方を確かめ、整形外科での検査が必要かどうかをお伝えします。必要な場合は整形外科をご紹介します。平日は21時まで(19時以降は完全予約制)、部活帰りにも通えます。

治るまでの流れ

疲労骨折の多くは、骨に負担をかける運動を休むことで治っていきます。治るまでの期間は場所や程度によって違い、多くは1〜3か月ほどですが、足の小指側の付け根などでは、さらに長くかかったり、手術がすすめられたりすることもあります。

  1. 診断を受ける整形外科で検査を受け、骨折の場所と程度を確かめます
  2. 骨を休める走る・跳ぶ運動を休みます。場所によっては、固定や松葉杖を使うこともあります
  3. 体を整える痛みのない範囲で、上半身や体幹、骨に負担の少ないトレーニングを行い、体力を保ちます
  4. 段階的に復帰医師の許可が出たら、歩く→軽いジョギング→ダッシュ・ジャンプと、少しずつ戻します

※途中で痛みが出たら、1つ前の段階に戻ります。復帰をあせると、同じ場所で再発しやすくなります。

疲労骨折を防ぐポイント

練習練習量は少しずつ増やす

走る距離や練習時間は、急に増やさず少しずつ増やします。休養日をつくり、骨が回復する時間をとりましょう。

食事・睡眠しっかり食べて、よく眠る

運動量に見合った食事(主食・おかず・乳製品など)と、十分な睡眠が、骨を強くする土台になります。

足元靴と路面を見直す

すり減った靴は早めに替え、できるだけ土や芝生など、やわらかい路面での練習を取り入れます。

体づくり柔らかさと筋力を整える

ふくらはぎや股関節の柔らかさ、体幹やお尻の筋力を整え、着地の衝撃を体全体で受け止められるようにします。

本沢整骨院での疲労骨折へのサポート

状態の確認とご紹介痛む場所と痛み方を確かめ、疲労骨折が疑われる場合は、整形外科での検査をおすすめし、ご紹介します
医師と連携したリハビリ医師の診断と同意のもとで、骨に負担をかけないトレーニングや、まわりの筋肉のケアを行います
復帰と再発予防競技への戻し方を一緒に決め、体の使い方や練習量の組み立て方、靴の選び方もお伝えします

部活やクラブチームの選手の競技復帰は、「ジュニアアスリートサポート」でもサポートしています。

よくある質問

Q.歩けるのに、骨折していることはありますか?

A.はい。疲労骨折は骨に細いひびが入った状態のため、歩けることも多いです。歩けるから大丈夫と判断せず、一か所が強く痛む場合は整形外科を受診しましょう。

Q.レントゲンで異常なしと言われましたが、痛みが続きます。

A.疲労骨折は、痛み始めのころはレントゲンに写らないことがあります。痛みが続く場合は、運動を控えたうえで、もう一度医師に相談してください。

Q.どのくらいで練習に戻れますか?

A.場所や程度によって違いますが、多くは1〜3か月ほどで競技に戻ります。医師の許可を得てから、少しずつ練習量を戻していきましょう。

Q.休んでいる間、何もしないほうがいいですか?

A.骨に負担をかけない範囲で、上半身や体幹のトレーニング、ストレッチなどを行うと、復帰がスムーズになります。何をしてよいかは、医師や施術者に確認しましょう。

Q.整骨院で疲労骨折の施術は受けられますか?

A.骨折の施術には、応急手当を除いて医師の同意が必要です。当院では、整形外科の医師と連携しながら、リハビリや再発予防のトレーニングを行います。料金は施術メニュー・料金をご覧ください。

「ただの使いすぎ」と決めつけずに

疲労骨折は、早く見つけるほど早く競技に戻れるケガです。気になる痛みがあれば、お気軽にご相談ください。

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監修:院長 本澤博文(柔道整復師)

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