シーバー病(踵骨骨端症)とは|子どものかかとの痛みの原因・セルフチェック・練習を休む目安と何歳まで続くか【館林市】

「サッカーの練習のあと、子どもが『かかとが痛い』と言う」「朝や練習後に、かかとをかばってつま先で歩いている」。小学生から中学生のスポーツをしている子どもに多いこうした痛みは、シーバー病(踵骨骨端症)かもしれません。

館林市の本沢整骨院の柔道整復師が、シーバー病の原因と見分け方、練習を休む目安、家庭でできるケア、何歳ごろまで続くのかを解説します。

この記事でわかること

  • シーバー病とは何か、なぜ成長期のかかとが痛くなるのか
  • 家庭でできるチェック方法と、病院へ行くべきサイン
  • 練習は休むべき?続けてもいい?の目安
  • 家庭でできるケア(ストレッチ・靴・インソール)
目次

シーバー病(踵骨骨端症)とは

どんな病気?成長期の子どものかかとの骨の端(成長軟骨の部分)に、炎症や痛みが起こる状態です。「セーバー病」と呼ばれることもあります
多い年齢8〜14歳ごろ。特に男の子は10〜12歳、女の子は8〜10歳ごろに多いとされます
多い競技サッカー、野球、陸上、バスケットボールなど、走る・跳ぶ動きが多いスポーツ

【仮画像1】シーバー病が起こるしくみ子どもの足を横から見たイラスト。かかとの骨の後ろ側の成長軟骨(骨端)の位置を示し、ふくらはぎから続くアキレス腱(上向きの矢印)と、足の裏の足底腱膜(前向きの矢印)がかかとを引っ張る様子を描いた図
推奨サイズ:横1200×縦800px
アキレス腱と足の裏の膜が、成長途中のかかとの骨を引っ張って痛みが出ます

なぜ成長期のかかとが痛くなるの?

成長期の子どものかかとの骨には、骨が伸びるためのやわらかい成長軟骨(骨端)があります。この部分は、大人の骨よりも力に弱いのが特徴です。

  • アキレス腱に引っ張られるふくらはぎの筋肉は、アキレス腱を通じてかかとの骨についています。走ったり跳んだりするたびに、かかとが上に引っ張られます
  • 足の裏からも引っ張られる足の裏の膜(足底腱膜)もかかとについていて、着地のたびにかかとを前に引っ張ります
  • 骨の成長に筋肉が追いつかない背が急に伸びる時期は、骨の成長に筋肉の柔らかさが追いつかず、ふくらはぎが硬くなりやすくなります
  • くり返しの衝撃硬いグラウンドや体育館、スパイクなどクッション性の低い靴で、着地の衝撃がかかとに集中します

シーバー病のサインと、家庭でできるチェック

次のような様子があれば、シーバー病の可能性があります。

  • 練習のあとや、試合の次の日にかかとが痛い
  • かかとをつけずに、つま先で歩いている
  • かかとの後ろ側や、かかとの下側(足の裏のかかと寄り)を押すと痛がる
  • 痛いのは片足のことも、両足のこともある
  • 休むと痛みが軽くなるが、運動を再開するとまた痛くなる
かかとを両側から押してみましょう

お子さんのかかとを、親指と人差し指で左右から軽くはさむように押してみてください。痛がる場合は、シーバー病が疑われます。強く押す必要はありません。

すぐに病院へ行くべきサイン

シーバー病は運動のあとに痛むのが特徴です。次のような場合は、ほかの病気やケガ(骨折、炎症、まれに骨の病気など)の可能性もあるため、整形外科を受診してください。

  • 夜寝ているときや、安静にしていても痛む
  • かかとが赤く、熱をもってはれている
  • 熱がある、体調が悪い
  • 転んだ・ひねったなど、はっきりしたケガのあとから痛い
  • 足を引きずる状態が何日も続く、体重をかけられない
  • 運動をやめて2〜3週間たっても、痛みが変わらない
お子さんのかかとの痛み、ご相談ください

痛みの場所と程度を確かめ、練習の続け方とケアをご提案します。平日は21時まで(19時以降は完全予約制)、部活帰りにも通えます。

練習は休むべき?続けてもいい?

シーバー病は、必ずしも完全に運動を休む必要はありません。痛みの程度に合わせて、練習量を調整するのが基本です。

痛みの程度 練習の目安
運動のあとに少し痛む 練習は続けてOK。練習後のアイシングとストレッチを習慣に
運動中も痛みが出る ダッシュやジャンプなど、かかとに強く負担がかかる練習を減らす
足を引きずる・かばって歩く 痛みが落ち着くまで、走る・跳ぶ練習は休む。上半身や体幹のトレーニングに切り替える

※痛みをがまんして練習を続けると、痛みが長引き、ほかの部分をかばって別のケガにつながることもあります。

家庭でできるケア

練習後アイシング

練習のあと、痛むかかとを氷のうなどで15分ほど冷やします。タオルで包み、直接氷を当て続けないようにしましょう。

毎日ふくらはぎのストレッチ

壁に手をつき、痛い足を後ろに引いて、かかとを床につけたまま前の膝を曲げます。ふくらはぎが伸びるのを感じながら20〜30秒、2〜3回くり返します。

痛みが出るほど強く伸ばさないことが大切です

靴かかとのクッションを見直す

かかとがすり減った靴や、サイズの合わない靴は替えましょう。かかと用のクッション(ヒールカップ)や、インソールで衝撃をやわらげるのも有効です。

足の裏足の裏のストレッチ

座って足の指をすねの方へ反らし、足の裏を伸ばします。ゴルフボールなどを足の裏で軽く転がすのもよい方法です。

【仮画像2】ふくらはぎのストレッチ子どもが壁に両手をつき、片足を後ろに引いて、かかとを床につけたまま前の膝を曲げてふくらはぎを伸ばしている様子のイラスト(横から見た図)
推奨サイズ:横1200×縦800px
壁を使ったふくらはぎのストレッチ。かかとを床から浮かせないのがポイントです

何歳ごろまで続く?

シーバー病は、成長期に特有の痛みです。かかとの成長軟骨が大人の骨に変わる15歳前後になると、自然に起こらなくなるとされています。

多くの場合、練習量の調整やケアを続けることで、数週間から数か月で痛みは落ち着いていきます。ただし、成長期の間は練習量が増えると再び痛むことがあるため、ストレッチや靴の見直しを続けることが大切です。

本沢整骨院でのシーバー病の施術

痛みの確認かかとのどこが痛むか、ふくらはぎや足首の硬さ、足の形や走り方を確かめます。ほかの病気が疑われる場合は整形外科をご紹介します
施術とケア痛みをやわらげる施術、ふくらはぎ・足の裏の柔軟性を取り戻すストレッチ、かかとを守るテーピングを行います
練習との両立痛みの程度に合わせて、どの練習なら続けられるか、いつ全力に戻せるかを一緒に考えます

部活やクラブチームでがんばる選手のケガの処置から競技復帰までは、「ジュニアアスリートサポート」でもサポートしています。

よくある質問

Q.シーバー病とセーバー病は違う病気ですか?

A.同じものです。英語の「Sever」の読み方の違いで、正式には「踵骨骨端症(しょうこつこったんしょう)」といいます。

Q.練習は完全に休まないといけませんか?

A.痛みが軽ければ、練習量を調整しながら続けられることが多いです。足を引きずるほど痛い場合は、走る・跳ぶ練習を休み、痛みが落ち着いてから少しずつ戻します。

Q.冷やすのと温めるのは、どちらがいいですか?

A.練習のあとの痛むタイミングでは冷やします。普段の生活では、お風呂で温まったあとにストレッチをすると、ふくらはぎが伸びやすくなります。

Q.インソールは効果がありますか?

A.かかとの衝撃をやわらげるヒールカップやインソールは、痛みを軽くする助けになります。靴のサイズやすり減りもあわせて確認しましょう。

Q.大人になってから後遺症が残りますか?

A.シーバー病は成長期に特有の痛みで、成長軟骨が大人の骨に変わると自然に起こらなくなります。後遺症が残ることは、ほとんどないとされています。

Q.健康保険は使えますか?

A.スポーツによる痛みの状態によって、健康保険が使える場合と自費になる場合があります。くわしくはご来院時にご説明します。料金は施術メニュー・料金をご覧ください。

「成長痛だから」とがまんさせずに

かかとの痛みは、早めのケアで練習を続けながら治していけることが多いケガです。お子さんの様子が気になったら、お気軽にご相談ください。

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監修:院長 本澤博文(柔道整復師)

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