「バスケのパスを受け損ねて、指先を突いた」「ドッジボールで指がはれてきた」。突き指は、部活やクラブチームで特に多いケガのひとつです。
「突き指くらいなら放っておけば治る」と思われがちですが、なかには骨折や腱が切れているケースもあり、対応が遅れると指が曲がったまま戻らなくなることもあります。館林市の本沢整骨院の柔道整復師が、突き指の種類、受傷直後の正しい対応、病院へ行くべきサイン、治るまでの目安を解説します。
- 突き指で起こるケガの種類(マレット指など)
- 突き指をしたら、すぐにやること・やってはいけないこと
- 整形外科でレントゲンを撮ったほうがいいサイン
- 治るまでの期間と、部活・競技に戻る目安
突き指とは

突き指で起こるケガの種類
「突き指」と一言でいっても、指の中で傷めている場所によって、治療や固定の期間が大きく変わります。
いちばん多い指の捻挫(靭帯の損傷)
関節の横にある靭帯を傷めた状態です。関節がはれて、曲げ伸ばしや横から押したときに痛みます。
軽いものは2〜3週間ほどで落ち着くことが多いですが、関節がぐらつく場合は固定が必要です
要注意マレット指(槌指)
指先の第1関節が曲がったまま、自分では伸ばせなくなる状態です。指を伸ばす腱が切れる「腱性」と、腱がついている骨がはがれる「骨性」があります。
正しい位置で、長い期間(6〜8週間ほど)固定し続けることが大切です
要注意第2関節の手のひら側の損傷
指が反り返る方向に力がかかり、第2関節の手のひら側(掌側板)を傷めた状態です。小さな骨片がはがれていることもあります。
放っておくと、関節が太く硬くなり、曲げ伸ばししにくくなることがあります
あとから注意ボタン穴変形
第2関節の甲側の腱を傷めると、数日〜数週間たってから、第2関節が曲がり、第1関節が反った形に変わってくることがあります。
受傷直後は軽く見えても、早めに確認しておきたいケガです
レントゲン骨折・脱臼
指の骨にひびが入ったり、関節が外れたりしている状態です。強いはれや変形、動かせないほどの痛みがあるときは、骨折や脱臼を疑います。
整形外科でのレントゲン検査が必要です
子ども成長期の骨のケガ
小中学生は、骨の端にある成長軟骨(骨端線)が弱いため、大人なら捻挫ですむ力でも、骨のケガになることがあります。
子どもの突き指で、はれや痛みが強いときは特に注意が必要です

突き指をしたら、すぐにやること
- プレーをやめるそのまま続けると、傷めた靭帯や腱の損傷が大きくなることがあります
- 指輪を外す時間がたつと指がはれて外せなくなるため、指輪はすぐに外しましょう
- 冷やす氷のうなどをタオルで包み、15〜20分ほどを目安に冷やします。直接氷を当て続けるのはやめましょう
- 動かさないように固定する無理に曲げ伸ばしせず、隣の指と一緒にテープで軽く留めたり、添え木をしたりして安静にします
- 手を心臓より高くするはれを抑えるため、手を高めの位置に保ちます
指を引っ張ると、傷めた靭帯や腱、骨の損傷を悪化させることがあります。痛くても、自分で引っ張ったり、無理に曲げ伸ばしをしたりしないでください。
整形外科でレントゲンを撮ったほうがいいサイン
次のような場合は、骨折や腱の断裂、脱臼が隠れている可能性があります。早めに整形外科でレントゲン検査を受けてください。
- 指が変形している、横に曲がっている、ねじれている
- 指先の第1関節が、自分では伸ばせない(マレット指の疑い)
- 強くはれている、内出血が広がっている
- 痛くて指をほとんど動かせない
- 指先がしびれる、色が悪い
- 1〜2日たっても、はれや痛みが引かない
当院でも、押したときの痛みの場所、関節の動き、ぐらつきなどを確認し、骨折や腱の断裂が疑われる場合は整形外科をご紹介しています。
状態の確認から固定、部活への復帰まで対応します。急なケガなので健康保険が使えます。平日は21時まで(19時以降は完全予約制)。
治るまでの期間と、部活に戻る目安
| ケガの種類 | 治るまでの目安 | 復帰のめやす |
|---|---|---|
| 軽い捻挫 | 2〜3週間ほど | 痛みに合わせて、テーピングで保護しながら |
| 靭帯の損傷 | 3〜6週間ほど | 固定期間のあと、関節のぐらつきと痛みを確認してから |
| マレット指 | 固定6〜8週間ほど+リハビリ | 固定が終わってから、医師・施術者と相談して |
| 骨折・脱臼 | 4〜8週間ほど(状態による) | 医師の判断に従って |
※期間はあくまで目安です。傷めた場所や程度、年齢、固定の守り方によって変わります。
特にマレット指は、固定の途中で指先を一度でも曲げてしまうと、治りが遅れることがあります。お風呂や着替えのときも、指先が曲がらないように気をつけましょう。
本沢整骨院の突き指の施術
突き指は「急なケガ」なので、健康保険を使って施術を受けられます。部活をがんばるお子さんの突き指から、大人のスポーツや日常生活での突き指まで対応しています。
突き指を防ぐために
- ボールの受け方を見直す指先ではなく、手のひら全体で包むように受ける練習をしましょう
- 練習前に指を温める手首や指の曲げ伸ばしなど、ウォームアップで指を動かしておきます
- 再発しやすい指はテーピングで保護一度傷めた指は、復帰後しばらくテーピングで守ると安心です
よくある質問
Q.突き指は冷やす?温める?
A.ケガをした直後は、はれや痛みを抑えるために冷やします(15〜20分ほどが目安)。何日かたってはれが落ち着いてきたら、温めて血のめぐりを良くしていきます。
Q.突き指は引っ張ったほうが治りますか?
A.いいえ。引っ張ると、傷めた靭帯や腱、骨を悪化させることがあります。引っ張らずに冷やして固定し、早めに状態を確認してもらいましょう。
Q.病院(整形外科)と整骨院、どちらに行けばいいですか?
A.指が変形している、第1関節が伸ばせない、強くはれているなど、骨折や腱の断裂が疑われる場合は、まず整形外科でレントゲン検査を受けてください。軽い突き指や、検査で骨に異常がなかったあとの固定・リハビリは、整骨院でもご相談いただけます。
Q.何日くらいで部活に戻れますか?
A.軽い捻挫なら、テーピングで保護しながら1〜2週間ほどで練習に戻れることもあります。靭帯の損傷やマレット指、骨折の場合は、数週間〜2か月ほどかかることがあります。状態を確認したうえで、復帰の時期をご相談します。
Q.健康保険は使えますか?
A.はい。突き指は急なケガなので、健康保険を使って施術を受けられます。くわしくは施術メニュー・料金をご覧ください。
Q.何日もたってから来院しても大丈夫ですか?
A.ご相談いただけます。ただし、マレット指やボタン穴変形などは、早く固定を始めるほど良いとされています。「指が伸びない」「形が変わってきた」と感じたら、できるだけ早くご来院ください。
小学生からご高齢の方まで対応。駐車場13台、平日は21時まで(19時以降は完全予約制)、土曜は14時まで受付しています。
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監修:院長 本澤博文(柔道整復師)
