「腕を上げると肩が痛い」「背中に手が回らない」「夜、肩の痛みで目が覚める」。40〜60代に多いこうした症状は、五十肩(四十肩)、専門的には肩関節周囲炎の可能性があります。
五十肩は多くの場合よくなっていきますが、時期に合わない動かし方をすると長引くこともあります。館林市の本沢整骨院の柔道整復師が、痛みはいつまで続くのか、時期ごとの過ごし方とストレッチ、夜の痛みの対策を解説します。
- 五十肩の痛みはいつまで続く?3つの時期と経過
- 時期ごとにやってよいこと・避けたいこと
- 夜眠れないほどの痛みをやわらげる寝方
- 腱板断裂など、ほかの病気との見分け方
五十肩(四十肩)とは
肩関節を包む袋(関節包)や靭帯が硬くなって縮むことで、動かせる範囲が狭くなり、痛みが出ると考えられています。痛む部分には新しい細い血管が増えていて、その周りの神経が痛みを感じやすくなっているという報告もあります。
「四十肩」と「五十肩」は発症した年代による呼び方の違いで、同じものです。
痛みはいつまで続く?3つの時期
五十肩は、おおむね次の3つの時期をたどります。今どの時期にいるかによって、やるべきことが変わります。
時期別のストレッチと過ごし方
炎症期振り子体操
痛くない方の手を机について前かがみになり、痛い方の腕の力を抜いてだらんと下げます。体を小さく揺らし、腕を前後・左右に小さく振ります。
腕の力で動かさないのがコツ。1〜2分ほど拘縮期机の上で腕をすべらせる
いすに座って机にタオルを置き、その上に手をのせます。体を前に倒しながら、手を机の上で前へすべらせていきます。
痛みが強くならない範囲で10回ほど拘縮期壁を指で登る
壁の前に立ち、指を壁に当てて、少しずつ上に歩かせるように腕を上げていきます。前向きと横向きの両方で行います。
「少し張るところ」で止める回復期肩の筋力をつける
ゴムチューブを両手で持ち、肘を体の横につけたまま、両手を外側にゆっくり開きます。肩を支える筋肉を鍛え、再発を防ぎます。
10〜15回×2セット夜の痛み(夜間痛)をやわらげる寝方
五十肩では、夜に肩がうずいて眠れない「夜間痛」に悩む方が多くいます。寝るときの肩の位置を少し工夫するだけで、楽になることがあります。
五十肩と間違えやすい病気
肩が痛い・上がらない原因は、五十肩だけではありません。特に腱板断裂は五十肩とよく似ていますが、対処の仕方が違います。
| 五十肩 | 腱板断裂 | |
|---|---|---|
| 上がらない理由 | 肩が固まって上がらない(人に持ち上げてもらっても上がらない) | 痛みや力が入らなくて上がらない(人に持ち上げてもらうと上がる) |
| 痛むタイミング | 上げきった最後のところで痛い | 上げる途中で痛い |
| きっかけ | 特にきっかけなく、いつの間にか | 転倒やスポーツなどのケガ。高齢の方は自然に切れることも |
ほかにも、石灰沈着性腱板炎、インピンジメント症候群、肩峰下滑液包炎、胸郭出口症候群、首(頸椎)の病気などでも肩に痛みが出ます。腱板断裂などが疑われる場合は、MRIなどの画像検査ができる整形外科の受診をおすすめします。
本沢整骨院の五十肩への対応
五十肩は完全に治るまでに時間がかかることが多いため、当院では「痛みをできるだけ早く、生活に困らない程度まで軽くすること」と、「動く範囲を取り戻すこと」を目標に施術を進めます。平日は21時まで(19時以降は完全予約制)、土曜は14時まで受付しています。
よくある質問
Q.五十肩の痛みはいつまで続きますか?
A.個人差がありますが、完全に回復するまで半年〜2年ほどかかることがあります。施術やリハビリで、痛みを早く軽くしたり、動く範囲を取り戻したりすることは可能です。
Q.放っておいても治りますか?
A.多くは時間とともによくなっていきますが、動かさずにいると肩が固まったまま、動きにくさが残ることがあります。時期に合わせて適切に動かすことが大切です。
Q.整形外科と整骨院、どちらに行けばいいですか?
A.腱板断裂など、ほかの病気が疑われる場合や、痛み止めの注射などを希望される場合は整形外科を受診してください。リハビリや施術で動きを取り戻したい場合は、当院でもご相談いただけます。併用も可能です。
Q.痛くても動かしたほうがいいですか?
A.痛みが強い時期は無理に動かさず、振り子体操など軽い運動にとどめます。痛みが落ち着いてきたら、少しずつ動かす範囲を広げていきます。今どの時期かは、状態を確認してお伝えします。
Q.料金はいくらですか?保険は使えますか?
A.施術内容や保険が使えるかどうかで変わります。初回に体の状態を確認したうえでご説明します。施術メニュー・料金もご覧ください。
今の時期と原因を確認し、痛みの軽減から動きの回復まで、一人ひとりに合わせてサポートします。平日は21時まで(19時以降は完全予約制)。
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監修:院長 本澤博文(柔道整復師)

