小学生から中学生にかけての年代で腰の痛みを感じたら、腰椎分離症を疑う必要があります。
もちろん、病名の付かない広い意味での腰痛も沢山ありますが、腰椎分離症である場合は適切な処置を行う必要があります。
腰椎分離症について

野球やサッカー、体操などジャンプや腰を反る動作の多い競技を行っている学生に多く見られます。
特徴的な症状
- 腰を反らすと痛みがでる。
- 運動後や長時間の立姿勢で腰がだるくなる
- 安静にすると痛みが軽減するが、運動を再開すると再発する
- 腰の下の方に局所的な痛みがある
このような症状が特徴的です。
原因

病態としては疲労骨折のような状態が発生し、本来1つであるべき骨が名前の通り分離してしまう状態となります。
分離症の判断基準
腰椎分離症は、臨床所見から疑いを立て、画像検査で確定出来ます。
以前はレントゲン検査で分離部を抽出する事が主流でしたが、レントゲンで確認できる段階は症状が進行した後で、骨の癒合が期待できる早期発見にはCTもしくはMRIが必要とされています。
また、分離症を疑う身体所見には以下のような項目があげられます。
- 競技スポーツを行っている
- 年齢が9才から15歳程度である
- 腰を反らした際に腰の下の方が痛む
- 第5腰椎に限局した圧痛がある
※腰椎分離症の約90%は第5腰椎に発生します。
腰椎分離症の対応方針
腰椎分離症は発症後早期の発見例では、骨癒合が見込め完治が期待できます。
一方発見が遅れた場合、安静固定を取らなかった例では骨癒合が見込めず、痛みのコントロールが治療目標となります。
発症初期の場合
分離症が疑われる場合は、MRI検査が実施できる整形外科を紹介致します。
整形外科での検査結果で分離症が認められた場合は、整形外科と協力し分離部に負担を掛けないように配慮しながら、柔軟性獲得や支持性アップを目的とした施術を行っていきます。
発症後時間が経過している場合
分離症と分かっており、骨癒合が期待できない場合は、現在発症している痛みのコントロールを行っていきます。
痛みが落ち着いたら、再発防止を目的とし柔軟性改善緒ストレッチや支持性向上の体幹トレーニングなどを進めていきます。
まとめ【小中学生が腰痛を訴えたら】
小中学生に腰痛が見られた場合は、腰椎分離症の可能性が無いのかを判断します。
可能性がある場合は、整形外科を紹介し精密検査を受けて頂いています。
その結果で、骨癒合の可能性がある場合と無い場合に分けて施術を進めていきます。
このように館林市の本沢整骨院では、小中学生の腰痛に対して適切な評価から施術を進めていますので、腰痛にお悩みのお子様がいらっしゃいましたらご相談をお待ちしております。
ご予約は、以下のWEB予約が便利です。
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