腰椎椎間板ヘルニアについて
腰椎椎間板ヘルニアは、下肢の痛みを生じる代表的疾患で当院でも対応経験の多い病態です。
ここでは、腰椎椎間板ヘルニアがどのような疾患なのかの解説と当院での対応実例を紹介致します。
腰椎椎間板ヘルニアでは、腰痛は発症初期のみで多くはお尻から脚の痛みを発症します。
坐骨神経痛と言われる、臀部から大腿後面の痛みやしびれが特徴です。

図のような神経の走行に沿った痛みが特徴的
意外にも腰痛は弱いことが多くあっても発症初期のみという事が多い。
その他、腰椎椎間板ヘルニアの症状や特徴として以下が挙げられます。(腰椎椎間板ヘルニアガイドラインより)
- 体動時に悪化する痛み
- くしゃみによって悪化する腰痛
- 前屈痛や前屈制限
- 疼痛性側弯(身体がくの字に見える)
- 膀胱直腸障害(重症時)
腰椎椎間板ヘルニアの判断
当院では以下のような場合に、腰椎椎間板ヘルニアであると判断しています。
- SLRテスト陽性
- 交差SLRテスト陽性
- 整形外科において、MRIを取り腰椎椎間板ヘルニアと診断されている

SLRテスト
症状が発生している脚を挙上し、足先までしびれや痛みが走る場合は陽性と判断して、腰椎椎間板ヘルニアの可能性が疑います。
ヘルニアと似た症状を出す病
腰椎椎間板ヘルニアは、腰痛のほかお尻から脚にかけて痛みやしびれが出ることが特長ですが、似た症状を出す疾患として以下が挙げられます。
これらは時に明確に鑑別をすることが難しい事もあるため、当院では症状の発生原因として「以下のようなことも関連している」と前提して対応します。
- 深部臀部症候群(梨状筋症候群)
- 筋肉のトリガーポイント由来
- 仙腸関節などから発生する関連痛
当院での対応
基本的な対応方針
当院では、腰椎椎間板ヘルニアが疑われる患者様に以下のような方針のもと、対応しております。
1.原則自由診療で対応しております。
腰椎椎間板ヘルニアが疑われる方の施術は、自費対応で施術を行わせて頂いております。
その理由としましては、①そもそも接骨院では腰椎椎間板ヘルニアは保険の適応外である。
②接骨院の保険は外傷のリハビリに対応したシステムのため、仮に保険で施術を行っても結果が出ない。
このような理由から、本沢整骨院では腰椎椎間板ヘルニアの疑いがある方の対応は自由診療(実費)で対応させて頂いております。
※自費での料金目安は初回で5,000円以内、2回目4,000円以内となっております。
2.整形外科との併用をお勧めしております。
整形外科で行われる薬や注射に関しても、有効と考えられております。
特にブロック注射は腰椎椎間板ヘルニアガイドラインでも推奨されております。
本沢整骨院でも、最短で症状を緩和するためには併用がベストと判断しております。
具体的な施術方法
当院では、腰椎椎間板ヘルニアが疑われる患者様へ以下のような施術を進めています。
1.椎間板の圧力を軽減するための施術
椎間板の圧力を挙げる要素に、姿勢、筋緊張などが挙げられます。
このような椎間板の圧を挙げる要因を取り除くことで、ヘルニアによる症状を緩和できる可能性があります。
2.痛みを緩和するための施術
今出ている痛みを緩和する手間には、ハイボルテージなどの電気治療が有効です。
これらの治療機器を上手に使う事で、痛みの緩和が期待できます。
3.ヘルニア類似疾患を想定した施術
先に挙げたように、ヘルニアと同じような症状を発生させる病態がいくつかあります。
MRIでヘルニアが見つかった場合でも、無症候性のヘルニア(健康な人でも20~30%くらいの人にMRIでヘルニアが映ってしまう)という事もありますので、類似疾患を想定した施術も同時に行っていきます。
本沢整骨院のヘルニア施術の実態
では、実際に本沢整骨院を訪れた腰椎椎間板ヘルニア疑いの方がどのような経過を辿っているのか紹介いたします。
手術を回避し治癒に至ったパターン
【患者様】
38歳男性
【症状】
1ヶ月ほど前から右の臀部~ふくらはぎに痛みがあり本沢整骨院へいらっしゃりました。
【テスト】
SLRテストは40度陽性
【経過】
初回施術後から痛みが軽減
1ヶ月ほどで、ふくらはぎの痛みが改善し臀部の痛みのみに
3ヶ月ほどでお尻に張る感じ残るが他の症状良好なため施術終了とした。
※これは一例ですべてがこのような経過をたどるわけではありません。
施術が著効しすぐに緩和したパターン
【患者様】
44歳男性
【症状】
腰痛の他、右の太もものうらに痛みがある
【テスト】
SLRテスト45度陽性
【経過】
初回施術後から疼痛が軽減(半減程度)
3回の施術で症状が全て取れたため、施術終了とした。
臀部の筋肉のトリガーポイントや滑走障害が発生し、そこにアプローチした結果症状が早期に改善したと考えられる。
ここで紹介させて頂いた症例はごく一部で沢山の方を施術し、良い結果が得られたもの、残念ながら症状の改善が得られなかったケース多々あります。 このホームページのトップにも記載していますが、我々は魔法使いではないため、全ての方を救う事は出来ません。 その一方、良くなった方がたくさんいることも事実です。 似たような症状でお悩みの方は、一度相談いただけると幸いです。
腰椎椎間板ヘルニアのあれこれ
腰椎椎間板ヘルニアの理解を皆様にも深めて頂くために、ヘルニアに関する情報を紹介致します。
なお、ここに記載する内容は腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドラインから抜粋し一部言葉を置き換えております。
疫学・自然経過
どのような人に多い?
・腰椎椎間板ヘルニアの有病率は1%程度である。
・好発部位はL4/L5とL5/S1である。
・手術に至るケースは20~40代の男性に多い。
自然経過は?
・60%以上の例で画像上の自然縮小が見られる。
・画像に映るタイプで吸収されやすいタイプが存在する。
・吸収が起きる時期は不明で、3ヶ月以内に吸収される例も少なくない。
病態
ヘルニアの大きさと症状
腰椎椎間板ヘルニアの大きさや形態は症状と相関することが多い。
椎間板ヘルニア発生に影響を与える因子
・職業・・・パイロット、宇宙飛行士、医師および医療従事者、全身振動の暴露、時間に余裕のない労働環境が高リスク
・喫煙・・・喫煙者ほどリスクが高まる
・BMI(肥満)・・・BMIが高いほどリスク
・遺伝・・・関連が指摘されている
ご相談
群馬県館林市小桑原町847-2
電話:0276-75-5120
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