ストレッチの中にもいくつか種類がありますが、大きく分けて2種類に分けられます。
・静的ストレッチ(スタティックストレッチ)
・動的ストレッチ(バリスティックストレッチ、ダイナミックストレッチ)
この2種類では、やり方や効果も異なります。目的によっては逆効果になってしまう可能性もあります。
今回は2種類のストレッチの違いや、効果を説明していきます。
静的ストレッチ(スタティックストレッチ)
やり方
反動をつけずに、20秒~30秒ゆっくり時間をかけて伸ばします。
効果
柔軟性を高め、怪我の予防や疲労回復する効果があります。
深呼吸しながらやると副交感神経がでてリラックス効果があります。
注意
体温が上がることはなく、筋出力は低下するため運動前に行うとパフォーマンスが下がってしまう可能性があります。
※スポーツ前は体温を上げ、少し興奮状態にするためスタティックは向いていません。
動的ストレッチ(バリスティックストレッチ、ダイナミックストレッチ)
①バリスティックストレッチ
やり方
反動をつけて、リズミカルに筋肉を伸ばしたり縮めたりします。
アキレス腱を伸ばす時に1.2.3.4のリズムで反動をつけてやる方法があります。
この時リズムに合わせて呼吸します。
効果
関節の可動域を広くします。
筋温の上昇、身体を温めます。
注意
反動をつけるため筋肉や靱帯を損傷する可能性があります。
②ダイナミックストレッチ
やり方
筋肉は収縮している時、拮抗筋(反対の作用をもつ筋肉)は弛緩する性質があるため、伸ばしたい筋肉の拮抗筋を収縮させ柔軟性や協調性を高めます。
ラジオ体操やブラジル体操などがあります。
身体が温まってから、少しずつ動きを大きくしていきましょう。
効果
筋温が上がり、筋出力を上げます。
体温上昇、動的柔軟性の向上させます。
注意
バリスティックストレッチと同じく、反動をつけるため筋肉や靱帯を損傷する可能性があります。
まとめ
静的ストレッチは、リラックス効果があるため、運動後のクールダウンや就寝前のリラックスにおすすめです。
動的ストレッチは、心拍数や体温が上がり、柔軟性を高め、関節の可動域が広くなるため、運動前のウォーミングアップにおすすめです。
それぞれメリット、デメリットがあるため目的によって使い分けましょう。
当院にストレッチプログラムというメニューもあるので、「柔軟性を高めたい」「怪我を予防したい」などお考えの方は、ご相談ください。
詳しい情報はこちらをご覧ください → https://honzawamedical.com/streth/
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